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ビットコインを売却したら夫の扶養から外れることになった話

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仮想通貨のビットコイン。

仮想通貨ってなに???というレベルの私ですが、去年の11月と12月にビットコインを買ってみたのです。

あんまり詳しくないのですが、価格が下がっていると聞いて、「まあちょっとしたお小遣いになればいいな~」くらいの感覚で購入しました。

とにかく右も左もわからないので、購入したままほったらかしにしていました。

 

仮想通貨のビットコインが値上がりしていた

今年6月に、ふと価格を確認してみると、思ったよりも値上がりしていてびっくり!!

すぐに売ってしまおうと思ったけれども、どうやって売っていいのかわからない。

それに今すぐ売るよりも、もう少し待ったらもっと値上がりするのかも…と欲を出してみたりしていました。

 

とりあえず売却する方法を確認し、あんまり深く考えずに、まずは今この時点での利益を確定させちゃおう!!と思って売却しました。

  

 専業主婦が仮想通貨の売買で38万円以上利益を得たときの税金

 専業主婦の私は、夫の扶養に入っています。

もし、パートで働いたとすると、基礎控除の38万円と給与の控除が65万円で、合計103万円の所得税の控除があります。

がしかし、今回の場合は給与所得ではありません。

 

仮想通貨の売買益は雑所得になります。

雑所得の基礎控除は38万円だけ。

ということは、1年間通算して38万円以上の利益がでたら、夫の扶養から外れるということです。

扶養から外れるということは、健康保険料・国民年金保険料ももちろん自分で支払う必要があります。

そして、当然のこととして、所得税・住民税も支払います。

 

雑所得の所得税の計算方法

雑所得は総合課税の対象になるので、給与所得や利子所得、不動産所得などと合算して、税率が決まります。

 

ということは雑所得が増えることで全体の税率が上がり、会社員の人は給与所得にかかる税率もアップしてしまう可能性があるということです。

 

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

 

 

仮想通貨の売買で利益が出たときの確定申告

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ビットコインを購入したあと、体調をくずしていたので、ビットコインのことを考える余裕がありませんでした。そのせいで、ビットコインが値上がりするまでの間、価格を確認することもなかったんです。

 

おかげで、購入した金額の約3倍になってから売却することができました。途中で価格を確認していたら、もう少し安い価格で売却していたかもしれません。

 

ただ、税金の知識が不足していて、株式等の売却のときの申告分離課税とごちゃまぜに考えていたんです。何にもしなくても税金を自動的に証券会社が手続きしてくれる・・・くらいに思っていました。でも、仮想通貨の売却益はそうではありませんでした。

 

今回の場合、専業主婦の私も確定申告をする必要があります。

会社員の人ならば利益が20万円以上、私のように扶養されている人は、33万円以上で確定申告しなければなりません。

来年の2月16日から3月15日が期限です。

 

仮想通貨の雑所得の計算方法は複雑

今回、私の場合は保有していた仮想通貨のビットコインを今年1年の間にすべて売却しました。

そのおかげで計算がわかりやすいのですが、もし、まだ仮想通貨を持っていれば、複雑な計算をする必要がありました。

 

今年売却した仮想通貨と、まだ売却せずに保有している仮想通貨を分けて、利益を計算しなければなりません。それが計算方法が二通りあって難しいらしいのです。

 

www.nta.go.jp

 心配になって、税務署に電話して確認したのですが、私の場合はすべて売却したということで、現在の残高から仮想通貨を購入した金額を差し引いたものを売却益として大丈夫だと言われました。

 

 それから、この所得を得るために使った費用はどのくらい認めてもらえるのかを確認しました。本代とセミナー等の費用は経費として認めてもらえそうです。パソコン代やインターネット代は、合理的に家庭で使用している部分と按分することが示せれば認められるかもしれませんということでしたが、かなりハードルが高そうな感じがしました。

 

まとめ

税金や健康保険料、国民年金保険料などのことを考えると、雑所得に分類される仮想通貨はあまりお得ではない気がしました。

 

扶養から外れることは、かなりお金がかかり、手続きも必要になってくるので、専業主婦や学生などの扶養されている人は注意が必要だと思います。

仮想通貨を購入する前に、きちんと勉強しておくことも大事ですね。