人生100年時代です。
元気に快適にわが家で生活を続けられるように、家の片づけをすることにしました。
本当に転倒する不安がでてくる70~80歳くらいになると、とても自分では片づける体力も気力も残っていないようなんです。
私の父は本当にきれい好きでしたが、最期のころはお掃除も大変そうでした。
私が掃除をしても、私のやり方では気に入らなくて、あとで自分で掃除をやり直すような感じだったのですが、最期のころは、やり直す体力も残っていなくて、仕方ないとあきらめていたようでした。
義母も買い物が好きなので、物がどんどん増えるのですが、片付ける体力がないのと、気力もないようです。
いつか必要になるかもしれないと思っているようで、なかなか処分も難しいようです。
今の買い物は電話一本でできるので、どれだけ大きなものでも簡単に家まで届けてくれます。便利な(恐ろしい)世の中で、物は増える一方です。
たまに義母の様子を見に行ってみると、大きな段ボールがどんと置いてあって、びっくりすることがありました。
テレビショッピングもちょっと考えてほしい・・と思ってしまいます。
そんな親の様子を見てきて思うことは、少しでも若く体力があるうちに家を片付けないと大変なことになる!ということでした。
ということで、体力も気力も少しはある50代のうちに、家を安全に暮らせる場所にしていこうと思います。
まず、今日は引き出しを一つ片付けることにしました。
文房具を入れている引き出し。
輪ゴムやクリップ、のり、付せん、シャーペンの芯など細かいものがたくさん入っています。文房具類はとりあえずこの中に入れておけばいいかなと思って、どんどん放り込んでいるのが、この引き出しの様子からもわかります。
文房具は、見るのが楽しくて、ついつい買ってしまうことが多いです。
マスキングテープも便利で、かわいいものがあると欲しくなってしまうんですよね。
お値段も手ごろなので、手っ取り早く買いたい欲求を満たしてくれるのがいいのかもしれません。
家の片づけといっても、大々的にやると結構くたびれます。
若いときは大掛かりにやってもよかったのですが、(今でも気持ちは若いつもりですが・・)最近は、ちょっと疲れやすいというか、「もういいかな、明日にしよう」というように先延ばしにしてしまう自分がいます。
そんな私でも、少しつづ達成感が得られるように、引き出しひとつづつの片づけをすることにしました。
これなら飽きることなく、くたびれる前に終わらせることが出来ます。
ということで、あまり悩むことがないであろう文房具の引き出しを片付けることにしました。
不要になった文房具 ↓
最近はほとんど使わなくなった修正テープ。予備が2本もありました。
カッターも3本もあり、分度器は、4つもありました。子供が学校に行っているときに使っていたものが、かなり残っています。
鉛筆も新しいものは使ってくれそうな人にあげたりしたのですが、まだ残っていました。
万歩計もスマホで代用できるので、今は使わないですね。
朱肉も印鑑をもらわないといけない仕事のときに、たくさん買ってしまいました。
他にも、印鑑が12個もありました。
これらは、決して実印とか銀行印ではありません。
そういった大切は印鑑は、別に片づけているのですが、必要に迫られて買った300円とか500円くらいの値段の印鑑たちです。
自分の印鑑もあるし、旧姓の実家の印鑑もあります。
8年ほど前から母の具合が悪くなりました。
病院に入院するときとか、手術する前に先生から詳しい説明を受けたときとか、事あるごとに署名捺印しなければなりませんでした。
押す印鑑は、シャチハタ印以外ならなんでもよかったのですが、いつ何時、どこに駆けつけることになっても大丈夫なようにと、いろんなバッグに印鑑を入れていたので、こんなに数が多くなってしまいました。
父が入院したときや、施設に入ることになったとき、また亡くなっていろんな役所で手続きをしたときにも、この印鑑たちが役に立ってくれました。
でも、ほとんどの手続きを終えた今、これらの印鑑もかたづけるときがきたのかなと思っています。
ものって、一つ一つに何かしらの思いがあって、処分するときにもいろんなことを思い出しました。
親の介護のことを思い出して「あのころは大変だったなぁ」とか、子どもが小さかったころのことを思って「もっとこうしてあげればよかった」とか、文房具ひとつで気持ちがずいぶん揺れ動いてしまいました。
こんな調子では、家一軒分片づけをするまでには、相当頑張らないといけないかもしれませんよね!
片づけを終えた引き出しです。
あんまり変わっていないかな??
付箋やシャーペンの芯は、使うのでたっぷり入っていますが、それ以外はスッキリさせました。
これからは「かわいいからといって、物をどんどん増やさない」と心で唱えながら、買い物に行くことにしようと思います。
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