結婚した翌年の1988年から、30年以上家計簿をつけ続けてきました。
家計簿なんかつけても、大して役に立たないのではないかと思われるのですが、私は記録することには意味があると思っています。
目次
- 家計簿、私も何度も挫折した
- 記録することの意味
- 記録しないとあっという間に1万円は消える
- 自分の買い物のクセがわかる
- 気楽に1週間分まとめて家計簿をつける
- 家計簿で認知症予防
- 1か月でもいいから集計してみる
家計簿、私も何度も挫折した
今年こそは家計簿をつけようと思って、お正月からチャレンジする人は多いですよね。でもなかなか1年間つけ続けるのは難しいものです。
私も最初のころ「今年こそは、1年間頑張ってつけるぞ!」と思っていました。ところが、1か月も経たないうちに何となく面倒になってきて、いつの間にかうやむやになったり、また思い直してつけ始めたり・・
それが4年目に入ったころ、生協で買いものをするようになり、生協の班長になり、家計簿をつける係になりました。
それまで家計簿に記入していても、集計まではしていなかったのですが、そういうわけにもいかなくなりました。3年間はきっちり集計して、生協に提出していました。
家計簿をつける係が終わってからは、また記入はするけど集計はしなくなりました。
記録することの意味
集計までしないと、家計簿の意味がないようにも思えますが、そんなことはありません。
以前「レコーディングダイエット」という方法が流行りました。自分の食べた物をすべて記録していく方法です。
家計簿は、その方法に似ていると思っています。
買い物をした後で家計簿を記入すると、いろいろ気づきがあるんです。
お金を使い過ぎたなと思うときにも、すぐに軌道修正ができるんですよ。「3日間は買い物しないで、家にあるものでご飯の支度をしよう!」というような感じです。
記録しないとあっという間に1万円は消える
1万円札は一旦くずしてしまうと、あっという間になくなってしまいますよね。
それも何か形に残っていれば使い道もわかりますが、そうでないとレシートをもらってない限り、どこに行ったか分からなくなるものなんです。
その繰り返しで、5万円や10万円であっても同じようになくなって、あとでびっくりという事にもなりかねません。
自分の買い物のクセがわかる
家計簿をつけていると、自分の買い物の傾向がわかってきます。
そうすると対策も立てられます。
・お菓子をたくさん買っていた ➡ お菓子より健康のためにナッツにしよう
・お酒を多めに買っていた ➡ ついつい飲み過ぎるので少なめに購入しよう
・野菜をあまり買ってない ➡ 葉物・根菜類・イモ類などバランスよく買おう
・乾物を買ってない ➡ 週に1回でも食べるようにしよう
・お腹が空いているときに買い物をするとたくさん買い過ぎる ➡ お昼過ぎの満腹のときに買い物に行こう
こんな感じで、自分の行動を振り返るのに、きっと役立ちます。
気楽に1週間分まとめて家計簿をつける
家計簿は、毎日つけるといいのですが、なんたって面倒です。私の場合は、1週間分をまとめて記入しています。そのために、レシートを必ずもらいます。コンビニでも「レシートください」という声を掛けます。
でもレシートがないときもありますよね。電車、バスなどの乗り物や、自動販売機で飲み物を買ったような場合です。私はすぐに忘れてしまうので必ずどこかにメモします。
すると、1週間分まとめてつけても、1円までぴったり計算が合います。ぴったり合うと気分がいいんですよ。クイズに正解したような感じです。
そうはいっても、ときどき合わないこともあるんですが、そういうときは、1週間分の生活をしっかり思い出します。たとえば、月曜日はどこにどういう順番で出かけたかとか、寄り道しなかったか、まっすぐに帰ってきたよねとか、火曜日はずっと家にいたし・・とか、そんな感じで思い出してます。
どうしても思い出せないときもたまにはあるので、そんなときは思い悩まず、不明金として処理します。すると、半日くらい経って、ゆっくり落ち着いているときに、「そういえば、ジュースを買った」とか「タクシーに乗った」とか思い出すこともよくあります。
この不明金にこだわりすぎると、家計簿は続きません。
滅多にありませんが、1万円とか不明になると、思わず家族を疑いたくなる・・・こともあります。(笑)
が、だいたい自分の思い違いや、支払ったものを忘れていたということが多いです。そういう時は、毎日つけたほうがよかったかなと思うのですが、やっぱり面倒ですもんね。
家計簿で認知症予防
1週間分をまとめて思い出すことで「認知症予防」にもなるかなと思ってます。だから、パソコンやスマホを使って家計簿はつけてないんですよ。手で書いて、電卓で計算しています。以前はそろばんでしたが、計算間違いが増えたので、最近はついつい電卓に頼っていますね。
1か月でもいいから集計してみる
私の場合は、たまたま生協の家計の係として、集計しなければならない立場になったことが良かったと思います。
節約するにしても、現状を把握することは大事です。気楽な気持ちで、とりあえずつけてみる。途中で挫折しても、また1か月くらいしたらトライしてみる。ダメならまた3か月くらい経ってから始めてみる。
そのくらいの気持ちでやってみると、案外続けられるようになるものだと思います。現状を把握することが大事なので、一生つけ続けなくてもいいかもしれませんね。ただ、1回集計までやってみると、達成感はありますよ。家族に節約に協力してもらうときでも、データがあると説得力があります!
ちょっとした日記のようなことを書いているときもあるので、家族の成長の記録にもなります。わが家の歴史でもあります。
最近の家計簿は、いつからでもつけられるように、日にちを書いていないものも多いので、今からでも間に合いますよ。